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大切なものを盗まれた上に、260ドル損しました。

2011年02月15日 17:18

昨日の記事の続きです。



ようやく英語が喋れると思しきちょっとほかの警察とも服装が違って、刑事っぽい人が宿に登場しました。

その後、現場検証に入ります。

現場検証といっても、大勢の警察と被害者3人、宿のスタッフで32番の部屋に行き、各々が盗まれた場所を指差して記念撮影です。
記念撮影とはいえ、笑ってしまっては雰囲気を台無しにしてしまうので、
真剣に「やられてしまった」風の顔をして、警察から写真を取られました。



そして、撮影が終わると部屋の外でなにやら長い話し合いが警察と宿のオーナーの間で始まりました。



どうやら、その話は  被害にあった金額の何パーセントを保障するか


みたいな話のようです。


「え、お金返ってくるの?」

僕は浮き足立ちました。

だって荷物を盗まれて、宿が保障するなんて思ってもいなかったし。

そもそもこのエルソラリオって宿は、以前にも何度も何度も何度も盗難が発生している宿で、

かつで、宿が保障したなんて話一度しか聞いたことなかったし、

その一度だって、被害者が相当ごねてごねて何とかお金を取り戻したって話だったし、

なのに、何もしないで、勝手に話がそういう方向に向かっているというのは、

僕にとってずいぶんと意外でした。

もちろんお金がもらえるに越したことはないですし。


ただ、この宿の宿泊代わずかに一泊20ボリ(240円)です。
10泊したって、2400円です。
なのに僕が盗難被害にあったと主張している金額は1200ドル。
宿10泊分の40倍の金額です。


それに、実は部屋にはちゃんと張り紙がしてあって、「貴重品はレセプションに預けてください。盗まれても責任は負いかねます」的な文言がちゃんと書いてありました。


が、警察も宿のオーナーもその紙には結局気づかないままで、

もし僕が宿主だったら、その文言を武器に「残念ながら、そういうことですので、残念でした。」と
難を逃れるような気がしたんだけど、その張り紙については、最後まで議論にあがりませんでした。


ボリビアの警察もあまり評判は良くありませんが、今回に限っては僕らの見方です。

特に、バックパックから何から何まで盗難にあったキムさんは、猛烈に警察に対して、
自分の要求をプッシュしまくり、警察に
「まぁまぁ、落ち着いて」といわれても引き下がらないのですが、
警察は警察で、その要求をちゃんとオーナーに伝えて話し合ってくれるのです。

厳密にどういう話し合いが行われたのかは、さっぱり知りませんが、

とりあえず、「被害金額の60%は保証する」ということは確定しました。



つまり僕の場合、1200ドル×60%で、700ドルです。


それだけで、僕としてはもう十分でした。何しろ700ドルです。
カメラの分を余計に被害にあったと申告してしまったから、このお金ですでに盗られた物は買いなおせてしまいます。



ところが、被害金額2000ドルの金さんに保障される金額は6割の1200ドル。

彼女の場合、パスポートもカードも服もバックパックも何も無いので、それで引き下がりません。

もう一人の被害者ミネは、僕と同じパソコンを盗まれたのにどういうわけか600ドルを申告しています。

そして、韓国人二人は一向に引き下がる気配がありません。

「現金は100%、荷物分に関しては80%は保障してもらわないと、困ります。私は全てを盗られたのよ。この先どうするのよ。」金さんは、オーナーに対してなかなか無茶な要求を続けます。

そして、もう一人のミネも、「私のパソコンには2年分の思い出が詰まっていたのよ、こんなんじゃ本当は全然足りないわ」

そういって二人ともオーナーに食い下がります。
正直、僕としては貴重なものを部屋に置きっぱなしにしてあった責任がこっちに無いわけではないと思うので、ここまで言ってのける2人には、少し驚きです。

ところが、僕の場合は写真のバックアップは取ってあって、今提示されている700ドルでもう十分満足なので、
それ以上言うべき言葉が見つかりません。

というかむしろもう十分でした。

ただ、宿側から、「それならいくら要求するんだ?紙に書いてくれ」といわれて、3人一緒の請求じゃないといけない雰囲気になってというか、韓国人2人に「だめよ、あなたも80%請求しなさい」みたいな半ば脅されて、ちょっと困ったのですが、960ドルと書いたわけです。

正直、960ドルなんて多すぎます。


僕が960ドルで、金さんが1600ドルで、ミネが480ドルです。
宿側としては、3000ドルの保障です。



そして、宿側で15分ほどの協議が行われました。





ところが、宿側もどういうわけか、僕とミネの要求を受け入れました。

でも金さんの1600ドルについては、「もうちょっと話し合わせてくれ」との回答。



それで僕とミネはとりあえずオーナーの事務室みたいなところにつれてかれて、現金取っ払いになるようなシーンに至ったのですが、一人残された金さんがいて、彼女と一緒にいるミネも引き続き食い下がっていますので、
なんとなく僕だけ960ドルを受け取るわけにはいかない雰囲気です。

金さんは、引き続き警察をとおしてごねているみたいです。

多分、この後うまいことやっていれば、色々とうまく収まっていたはずなんですけれど、
金さんが、「ノー、ノー」の一点張りであまり妥協もしなかったものですから、
なんとなく事態が結局膠着してしまいました。

「きむさーん、そろそろ妥協しようぜ」と言いたかったのですが、

彼女が一番の被害者ですので、僕もそういうわけにはいきませんでした。



そして、少しすると宿のオーナーがどこかへ電話をしだします。

英語のしゃべれる警察が、
「非常に悪い事態になった。弁護士に連絡して、明日以降警察で話をするとオーナーは言っている」


それはこちらとしても困ります。
なにしろ僕は明日、「デスロード」に行く予定なんです。
もたもたしてられないんです。
おなかも減ったんです。もう21時過ぎです。

っていうか、「金さん、妥協してくださいよ。」って僕が一番言いたかったのですが、
もう金さん聞く耳持たない状況で、我を忘れちゃってて、
皆に、「まぁ、まぁ、落ちついて」となだめられてる状況。






結局、弁護士とかそういうのは面倒くさいので、いったん落ち着いた60%の金額を

取っ払いということに相成りました。


つまり700ドルを僕は受け取ることが出来ました。

その場で。この宿にこんな大金がそのまま置いてあったことに僕は驚きました。


本当、こんなにもらえるなんて思ってもいなかったです。
でも、一時960ドルという金額にいたったせいで、
人間の欲望というのは怖いもので、
なんとなく260ドル損したなみたいな気分にたまになってしまったわけです。



でも、おかげで僕は無事パソコンを買いなおし、iPodはラパスで高すぎたので、別のMP3プレイヤーを購入し、
それでもお金が余って、ウユニ塩湖観光に充てることが出来ました。


めでたしめでたし。

























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コメント

  1. じっちゃん | URL | -

    エルソラのおかみ
    これで、防犯対策するかもね
    そしたらもっとお客さんが来て、大儲けだ!!
    いい薬になったと思うよ

  2. sho | URL | -

    Re: タイトルなし

    間違いなくいい薬ですね。
    おかげでドミトリーがなくなったわけですし。
    全部で2500ドルの出費ですし。
    ただ、基本的にはオーナーとかスタッフの心構えが変わらないと
    なんとも・・・。

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