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いまさらバックパック盗難を振り返る

2010年08月28日 20:41

2009年12月のはじめ、僕はイランのイスファハーンに着いて早々、バックパックを丸ごと盗まれた。

もう半年以上も前の事で、それ以来僕は何事も無かったかのように元気にやっています。


僕が今やっている旅の形はいわゆるBackPackingで、今、僕はBackpackerということになる。


そういうことで、バックパックが盗まれたとき僕は、Backpacker - backpackでただのerになってしまった。


ただの人。




あの時はやっぱりとにかく困惑した。何しろ何にもなくなったんだから。ちょっとした絶望を味わった。


それでも、その街の安宿で出会った日本人とか韓国人の人達に色々助けてもらったり、気を紛らわすために一緒に観光したりして、

かなり助けられたと思う。本当に感謝したい。



幸い現金だとかカード類、貴重品はほとんど残っていたから、必需品を再調達出来れば旅は続けられたし、

何が起ころうと、ちゃんと世界一周という形で日本に帰りたかったから、その時、一度日本に帰ろうという気は全然起きなかったと思う。


何でいまさらこんな事書いてるかって、バスが全然来なくて退屈だから。




そして、こんな風に退屈なときにたまに思う。僕のあのバックパックはどこで何をやっているんだろう?と。


あの中身は、どこでどんな風に過ごしているんだろうと。


誰が盗んだんだか知る由もないけど、イラン人にとって、あのカバンと中身を売れば、少なくとも半年ぐらいは平気で暮らしていけるぐらいにはなったと思う。

何しろ一眼レフのカメラだとかパソコンだとかノースフェイスのゴアテックスのレインジャケットだとか、とにかく旅していく上で必要なものがほとんどその中に入ってたんだから、

結構な額になったはず。あの国で一番の高額紙幣が50,000リヤル。約5ドル。札束を手に入れることが出来たんじゃないかと思う。





もう、それを返してほしいとか、犯人は誰だとか、そんなことはとっくにどうでもいいんだけれど、一度でいいから手紙の1つぐらいくれないかな。


こんな風に。

拝啓 

その節は大変お世話になりました。

あなた様には大変ご迷惑をおかけしたと、アッラーに懺悔をする毎日です。

あなた様のカバンを拝借し、それとその中身を売却したお金で家内の病もお医者様に見て頂くことが出来、二人いる子供も学校に行かせる事が出来ました。

私も今では核廃棄物運搬という職にありつく事ができ、今後も家族を養っていくことが出来そうです。

そして、家族そろって笑顔で食卓を囲む毎日です。

本当にありがとうございました。そしてご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございませんでした。


敬具


P.S ビザを取るのが大変難しいので当分無理かと存じますが、いつか日本にお邪魔したいと考えております。その時はさぞ恨みがございますでしょうから、蹴るなり殴るなり、私を好きにしてください。


ホメイニー





って。







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