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ブータン 密入国 その2

2009年09月28日 19:52

あそこから行けそう。というかあそこは国境なのか?


そう思った僕らは、子供達が走り去った部分に近づいていく。

すると、写真みたいな入り口を見つけ、無言で少し早足で、その一本道を通る。



入り口には、インド人の係員が居て、チラッと僕らを見たけど気に留めない様子。


僕らはそのままその道を通り過ぎ、係員なんて誰も居なくて、民家があるだけのブータン側と思われる出口を出ると、 どこにもWelcome to Bhutan なんて看板は見当たらなかったけど、近くにある建物の緑色の看板に PHUETSHOLING BHUTANという表示が。



「やった。ブータン入れた!!」  と二人で静かに歓喜。


ブータン側に入ったところで、見かけるのはほとんどインド人。


本当にブータンなのか?と疑いつつも町を歩いてたんだけど、そこはやっぱりブータン。


道に落ちてるごみは、ずいぶんと少ないし、そもそもインド側に比べて人の数が断然少ない。




朝食も昼食も食べてなくて、すでに1時くらいになってたから、せっかくだしブータン料理を食べようぜ。


という事でインドとは、雰囲気の違うプンツォリンの町を少し歩いて見つけたお店が、Deki Lam Hotel Restaurant & Bar.


お店のカウンターにブータン料理が4つほど並んでたんだけど、どうにも見栄えが悪く、食欲をそそらないものばかり。


その中から苦渋の選択をして、選んだのは鳥らしいんだけど、どうも食感が脂身ばかり食べてるような感じで、本当に鳥を食べてるんだか疑問だった。




ブータン料理は置いといて、そこで働いてたソナムちゃんって子が僕らに話しかけてきて、「日本人?インドから来たの?ブータンにはどれくらいいるの?今日だけ?もっと長く居たらいいのに。名前を教えて。」だとか、

「私は、来年から大学1年生。プンツォリンの町は開発されていて、ブータンっぽくないから、他の町に行けば、もっとブータンっぽいところが見られるよ。海外にはインドとネパールには行ったことがある。中国の国境付近までも行ったことあるよ。良かったら、連絡先を教えてブータンから手紙を送るわ。」

などなど、他にもブータン料理について教えてくれたりと、大変親しみ深くて優しい目をした女の子で、 帰り際にはお土産にと、ブータンの紙幣10ヌルタムと今のワンチュク国王のポストカードを何枚かくれた。


国王の写真を色々とコレクションしていたらしいんだけど、そんな大切にしてたものをほんの少しだけ話した僕らにくれて、彼女の優しさが身に染みた。

同時に国王の国民からの愛されっぷりにも、感心。

以前、テレビでブータンの国王の善政についてや、いかに慕われてるかやってたけど、本物なんだな。

人口66万人の小国だからこそ、成し得る事なのかもしれないけど、それにしても国のトップがこれだけ愛されている国家は素晴らしいと思う。

最後には、一家の写真を撮らせてもらってお別れ。



インドでしつこく話しかけてくるインド人に対して常に疑心暗鬼になってた僕にとっては、ブータン人とのギャップが大きく、めちゃくちゃ良い人だなと半ば感動に近いものを覚えた。

ブータンの町では、誰一人として客引きなんていないし、物乞いも居ない。ブータンの失業率は3%だって。



道を聞いたら、ものすごく親切に教えてくれるし、フレンドリー。

それに僕らに似ているものだから、やっぱり親近感を覚える。

プンツォリンの町自体は、特に観光をする場所もなく、一箇所だけ行ったゴンパでは、なつかしのチベット仏教特有のマニ車を手にゴンパをコルラする老人達がいた。
IMG_4325.jpg



そこで、写真を撮っていると、「僕らを撮って」と寄ってくる13歳の男の子達。

集合写真を撮った後、彼らはブレイクダンスをしているチームって事を詳しく説明してくれて、披露してくれた。
IMG_4330.jpg


ところが、ブータンにはそういうイベントがほとんどないから、たまにくるインド人達に見せたりしているとの事。退屈だよーって言ってた。


さらには、その公園みたいになってるゴンパの塀からバック宙して飛んでみたり。 雨が降ってきたので、雨宿りをしている間中、ひっきりなしに彼らは話続け、ボブマーリーがみんな大好きなんだとかなぜかやたらと詳しいし、ブータンはいいとこだけど、インドは汚い、インド人あまり好きじゃない。

それにプンツォリンの町も彼らのせいで、こうしてゴミが落ちていて汚らしい。

後は、ずっと英語でジョークばっかり言ってた。

英語が上手すぎて、13歳の彼らについていけない。
ブータンは英語が公用語になったらしいので、若い人たちは当たり前のように英語を話せる。

陽気な彼らと別れた後は、他にブータン料理が無いか探してみる。

途中、入ったお店ではブータン料理は頂けなかったんだけど、とりあえずお店の中で話そう。ということで、おばちゃんとお店の奥でありきたりな会話をトーク。


そのだんなさんが、余りにも味のある顔すぎて、哀愁が沸いた。
こんな親父、絶対日本にいるよ。
IMG_4337.jpg


そんなこんなで、最後にブータン料理を再び少し頂き、
(手前のは味は、まぁまぁ。奥の方は干し牛肉と野菜を炒めてて、触感のギャップが微妙だった。)
IMG_4377.jpg



岡村似の親父との会話を楽しみ、
IMG_4391.jpg


僕らは、堂々と国境ゲートからブータンを後にした。国境を出る分には完全ノーチェック。
IMG_4310.jpg



国境を出てインドに入るや否や、喧騒が始まり、人が増え、道にはゴミが増え、物乞いが現れ、ブータンとインドとのギャップには驚かされる。


今回プンツォリンにしかいけなかったけど、いつか絶対正規料金払ってでも、他の町々を訪問したい。
首都ティンプーにも行きたい。


ブータンは、感動的に良い国だと思う。景色だとかも、おそらくもっと楽しめるんだろうし、何より、ブータンってとこは人に対してに感動出来る国なんだろうな。

この国は愛すべき国だと思った。




照れながらも、写真に写ってくれたかわいい女の子
IMG_4348.jpg


プンツォリンのとある通り
IMG_4305.jpg



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ブータン密入国 その1

2009年09月27日 11:04

ダージリンを3泊ほどして、コルカタに向かう事に決めた。

そう決めたはずなんだけど、何か忘れてる。

「そうだブータン行くんだった。」

そういうことで、ダージリンからシリグリーの町へと下るジープで迷った挙句ブータンを目指すことに。

ブータンまでは、シリグリーという町からバスで4時間ほどかけて、ジャイゴンというブータンの国境の町まで向かうらしい。

シリグリーに下ると、リキシャーやホテルの客引きがしつこく群がり、そして暑い。
確かにダージリンはいいとこだったと思い返す。

涼しいし、ホットシャワーだし、そんなしつこい客引きは稀だった。

ダージリンで出会い、山を一緒に下ってきた京都の学生 さとし君とともにシリグリーにて一泊し、翌早朝ジャイゴン行きのバスに乗る。

バスには若いブータン人が乗車していて、彼らの顔は日本人に激似。

激似というか、そんな顔の人、大学とかに絶対いる。
そして、彼らは鼻が高くて、顔が整っていて、かっこいい。

3人いたけど、みんなその条件は当てはまった。
途中、僕らに「ブータンに行きたいのか?ならバスが着いてから、ついておいで」と言ってくれた。

ブータンは半鎖国をしている国家で、入国するためにはツアーを組まなければならず、ツアーを組むには1日あたり200ドルを払わなきゃいけない。

その代わり200ドルを払えば、宿代なり食事代なり、移動費なりをすべてまかなってくれる。というのが、ブータン観光のための本来の条件。

そんな事、今の僕にとってはかなりハードルの高いツアーで、聞けば国境の町ジャイゴンからプンツォリンという町に入るだけなら、ブータン人にそっくりの日本人ならば、可能らしい。ってなわけで、今回のブータン行きを決行した。



バスがジャイゴンに辿り着くと、そのブータン人達は僕達を手招きして、ブータン国境までオートリキシャーの相乗りをさせてくれた上に、料金まで支払ってくれた。

いきなりブータン人の優しさに触れる。 国境の前で、「あそこにイミグレーションがあるからそこで申請するんだよ」と教えてくれ、握手をした後、彼らは国境を越えていく。

「あれ、一緒に国境越えてくれるんじゃなかったの?」とさとし君と一緒に戸惑うも、僕らには大きな荷物があって、さすがにそれと一緒にブータンに入るわけにはいかないから、まぁいいかという事で、国境すぐ近くの宿にチェックイン。

チェックインした後、ブータン人に紛れるべく、僕らは彼らと同様にジーパンを履いて、そして僕は、彼らが巻いてたようにバンダナを頭に巻いた。

多分、ブータンの若者はバンダナを巻くのが流行ってるんだろうと勝手に推測して・・・



そしてブータン人そっくりに成りすました僕達はまず、国境のゲートは簡単に越えられそうだというのは分かりつつも、国境沿いの違うところを探してみた。

情報ノートか何かによると、国境から左に500メートルほど行ったところで柵が壊れていて、現地の人が普通にそこを行き来してるとか・・。


そんなわけで、探してみたけど塀や柵が壊れているところは見当たらず。


さらに左側を進んでみると、子供達が国境らしき部分をはしゃぎながら走ってブータン側に入っていく様子が目に入る。

「あれ、行けるんじゃない?」

そこで、ずいぶんとゆるそうな入り口を見つけてしまった。
IMG_4405.jpg




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